不規則な夜型生活からチキンとした朝型生活に戻したい、オキナワチャンネル編集長のmiya-nee(みやねえ)です。
みんな大好きブエノチキン!?と言いたいところですが、沖縄市の鶏の丸焼き「コッコロコハウス」は知ってるけれど、浦添市の鶏の丸焼き「ブエノチキン」は知らない!?
そんな皆さまに朗報です。
ニンニクの香ばしい匂いが漂う浦添市内間の一角に、目立つ黄色の看板。赤文字で「ブエノチキン」と書いてあり、浦添市内にあるけれど、約650m先は那覇新都心。だから那覇市民でもチキンと足を運べる範囲内!?
1982年創業の「ブエノチキン浦添」は、チキン一筋で幸喜家が家族で営業しているお店です。
そんなブエノチキンの“鶏の丸焼き”がこちらです。
沖縄本島北部のやんばる若鶏に大量のニンニクを詰め、お酢を効かせた秘伝のタレに丸2日間漬け込むことで和らぐニンニク臭さ。ロースターで約2時間かけて焼き上げ、身までタレが染み込んだジューシーな仕上がりです。もともとはアルゼンチンのレシピを参考にして作ったのが始まりだとか。
1羽丸ごと(1,600円税込)かハーフサイズ(800円税込)で販売し、12月のクリスマス前は1年で最も稼ぎ時を向かえるブエノチキン。クリスマス用チキンの事前予約を開始した途端、数日間で予定数を完売するほど沖縄で爆人気の“鶏の丸焼き”なのです。
12月はブエノチキン最大の激務の期間。通販や電話予約が殺到して対応に追われる幸喜家の人々が嬉しい悲鳴を上げる時期が間もなくやってきます。
ではここで、チキンをカットする動画をご覧ください。
くあーたまらん。
2016年クリスマス用チキンの予約は、12月1日(木)午前10時からスタートする予定!そして嬉しいことに通販でも購入できますよ、沖縄県外の皆さま。(※ご注意:通販でのクリスマス用チキンの受付は、11月15日までの予定です)
そんな中、ビールとの相性抜群のブエノチキンの“鶏の丸焼き”が食べられる「ビール講座」が開催されました。
講師は、日本初の自称(?)・ビアゼネラリストこと、茶坊主さん。なぜビール坊主でなく、茶坊主と名乗っているのか不明ですが、茶坊主さんの「おいしいビールの注ぎ方」が好評だったのでご紹介。
茶坊主のビール講座「ビールを美味しく飲むコツ」
カメラを向けると、カメラ目線が止まらない茶坊主さん。ビール講座後は、ビール飲んでチキン食べて雑談。結果、1時間を予定していた講座が30分ほど延長し、約90分のお得な講座になりました。
ゆるい、なんともゆるすぎる。
しかし、茶坊主さんが喋り倒した講座でおもしろい発見があったので紹介します。
一般的にいわれている「おいしいビール」の5つの条件とは!?
- キンキンに冷えている
- クリーミーな泡立ち
- 炭酸が効いている
- 喉越しがいい
- 何度でもおかわりしたくなる味
一般的には「温度、泡、炭酸、喉越し、味」の5つの条件が揃うほど、おいしいビールに感じるそう。これは缶ビール、瓶ビール、樽生の全てにリンクするわけでなく、樽生のイメージだと話す茶坊主さん。
缶ビール、瓶ビール、樽生。1番おいしいビールはどれ!?
一般的に想定される運搬や扱い方から考えると、丁寧に扱われ安定した状態でおいしさを維持できる確率が高いのが「瓶ビール」。飲み方でいえば、缶ビールは缶ごとラッパ飲みすることが多く、樽生だと注ぐ人の腕によって味が変わり、やはり一般的に瓶ビールは安定感があるとのこと。
使用するグラスにも注意が必要、グラスの匂いとは!?
使用するグラスにも注意が必要らしく、洗って伏せたままのグラスはよくよく匂いを嗅ぐと、蒸れたような匂い、塩素のような匂いがするため、ビールを注ぐ間際に水洗いしたグラスを使用するのがいいそうです。グラス内の目に見えない微小の穴が水面吸着によって塞がれて気泡が出にくくなるため、炭酸が飛びにくくなるとのお話でした。
おいしいビールの注ぎ方とは!?
茶坊主さん自身が大のビール好きで「おいしいビールを飲む方法」を日々試し続けた結果、自力で考えついた方法。それはお手軽で簡単な注ぎ方だったのです。
まずは、自分でグラスに注ぎ、次に茶坊主さんが注いだビールと飲み比べると、「何かが違う?味が違う?キレが違う?」などと参加者の声。
答えは「炭酸の状態」だそうです。
おいしいビールの注ぎ方は、ビールをグラスに注ぐ時は泡立てず、炭酸に影響する抵抗力をできるだけ減少させて炭酸が抜けるのを防ぐと、ビールのキレ味が良くなるのだそうです。
そして、こちらの「おいしいビールを注ぎ方」の動画を見てみましょう。(約1分間)
はい、なぜか見事に失敗。しかし、参加者が注いだグラスの中ではビールが渦を描いていました。
「泡立てないから、いい状態の炭酸が残ったままなんですよね」と茶坊主さん。
缶ビールと瓶ビールで注ぎ方の練習しながら、すでに飲み始めている参加者たちと茶坊主さん。ビール大好きな人たちが集まった賑やかな宴会付きの講座となりました。
おつまみとして提供されたブエノチキンの“鶏の丸焼き”がほどよい量すぎて、もっと食べたい!と心残りのまま完食。
実際には、ブエノチキンを丸ごと1羽購入すると……
ニンニク盛り盛りのこのボリュームです。
ビール講座の会場にもなった「ブエノキッチン」のおもしろ不思議
テイクアウト専用の「ブエノチキン浦添」の隣に併設された「ブエノキッチン」は、2015年4月29日の「よい肉の日」にオープンしたブエノチキンが食べられるカフェ。しかし皆さん、騙されないでください。本当の「いい肉の日」は11月29日なのですから。
今回のビール講座の会場にも利用されました。さて、ここでひとつ質問です。
今までに「ブエノチキン」という言葉を何度使っているでしょうか。
正確は、12回です。もう覚えましたか「ブエノチキン」の店名を。
大人がくつろいでますが、こちらがブエノキッチンのキッズスペース。よく見ると、元広告代理店のコピーライターであり、現在はブエノチキンの2代目オーナー・幸喜ブエコ朝子さんではありませんか。(前説長い)
サブリミナル効果的にここで差し込む“鶏の丸焼き”の画像効果が絶大なおいしさを匂わせるニンニクとチキンの夢のコラボ。こんがり焼けた鶏皮の色つやが、もう宝石みたいにテッカテカです。
「食べたい、もっと食べたい、ブエノチキン」
もうこの際なので、直接お店に行ってください。
ブエノチキンの2代目オーナー兼ブエノキッチンの店主・幸喜ブエコ朝子さん。割りと小柄ですが、こう見えて一児の母なのです。
制服兼用のチキン野郎Tシャツが一段と白く光り輝き、店内で販売もしているこのTシャツを着て、この機会にアナタも「チキン野郎」になってみませんか。
メニュー表には、「おひとり様セット」をあえて「おひトリさまセット」と明記し、2人分の「トリわけセット」にもまたまたトリの文字。ハーフサイズチキンの「肉食セット」は肉食系女子向けなのか、チキン系女子やトリ系女子にもぜひ訪れてほしいものです。
そしてカウンター越しに、不思議な自画像を発見しました。
ヨーロッパの歴史的な偉人の自画像かと思いきや、なんとブエノチキンの初代オーナー・孝英さんではありませんか。
せっかくなのでもう少しアップで見てみましょう。
ブエノチキンの初代オーナー・孝英さんです。(現在も現役で働いています)
赤い服から孝英さんの燃えるような闘志を感じます。年間で最大の激務となるクリスマスの時期が近づいているからでしょうか。
最後に、働くママの幸喜ブエコ朝子さんにある秘訣を伺った!
昨年、出産して一児の母となった幸喜ブエコ朝子さん。現在は、母として妻としての時間を大切にしながら仕事を続けています。現役時代からアクティブに活動し、常に動き続けていた印象を持つ幸喜ブエコ朝子さんにひとつだけ気になる質問をしてみました。
質問「普段からアクティブな印象のある朝子さんですが、それでも仕事をしながら母として妻としての生活や時間を維持していくのは大変なことだと思います。朝子さんならではの何か両立する秘訣などあるのでしょうか」
幸喜ブエコ朝子さん「よんなーよんなーですね。笑」
なるほど。「よんなー」とは、沖縄の方言で「ゆっくり」を意味します。
焦らずにゆっくりと、自分のペースでのんびりやっていこう、そんな思いを胸に秘めて2代目オーナーの幸喜ブエコ朝子さんは、長年受け継がれてきた「ブエノチキン」の味を大切に母として、妻として、そしてオーナーとして、ゆっくりと一歩一歩を確実に踏みしめながら歩んでいくのでしょう。
「ブエノチキン」と「ブエノキッチン」をどのように盛り上げていくのか、今後の活動が楽しみです。
そして最後に・・・
ビールと相性抜群といえば、沖縄のブエノチキン!
クリスマスのチキンといえば、沖縄のブエノチキン!
2016年のクリスマス用チキンの予約は、12月1日(木)午前10時からスタートする予定です。
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