今回紹介するのは、金武町の新開地の隅っこにオープンしたカフェ。
新開地エリアといえば、その独特な雰囲気で注目を集め、映画やCMの撮影などでもしばしば使われている場所。
ノスタルジックで異国感漂う雰囲気はちょっとしたトリップ感を与えてくれるほどです。
そんなディープなエリアに2016年4月にオープンしたばかりの「いとまるcafe」をご紹介します。
子どもも大人もゆったりできるゆくい処
新開地エリアの道を奥へと進むと見つかる「いとまるcafe」。
店内は柔らかな色合いと木のぬくもりが心地良い、とても落ち着く雰囲気です。
店を切り盛りするのは金武町出身の旦那さまとその奥さまのお二人。
旦那さまが大好きなコーヒーを、ゆっくり味わってもらえるような場所に…という想いでオープンしました。
タイミング良く出会ったこちらの店舗は、お友だちにも手伝ってもらいながらそのほとんどを手作りしたそう。
センスのよい内装やテーブル、棚など、廃材を使ったオリジナルだというから驚きです。
もともとコーヒー好きの店主は、あちこちのコーヒーを飲み歩いたり、ご自身で豆から挽いてコーヒーを楽しんでいたりしたのだそう。
お店の豆は、うるま市にある自家焙煎豆のお店「tettoh coffee」のものを使用しています。
「いろいろ周ったなかでも美味しくて好きな味だし、お店の方もすごく親切なんですよ。金武からも近い方だし」と店主の崎濱さん。
コーヒーをオーダーすると、お店の中には良い香りがふわりと漂いはじめます。
お食事はサンド系が充実しています。
お写真の「厚切りベーコン」をはじめ「ツナマヨエッグ」「ほっくほくコロッケ」「スパイシーソーセージ」が揃います。
シンプルな味付けながら美味しくてボリュームもあるサンドイッチです。
こちらは「フレンチトースト」。
外はカリッと、なかはふわふわ~。
口にいれるとジュワーと美味しさが広がります。
金武町といえば、のタコライスもあります。
「知人とかには、“量が少ない!”って言われますけど(笑)。そこでは勝負できないよ、と言ってます」と店主。
や、でもご主人、一人前でこのお値段、全然文句ナシです!
オリジナルレシピのふわふわ卵が美味しさの決め手ですよ。
そして、どうしても紹介したい…というわけで、お二人の愛娘「糸音(いと)ちゃん」をパシャリ。
コーヒーとお料理を用意してくれているご夫婦に秘密で見つめあっちゃいました♥ 店名の由来でもある看板娘なのですよ~。
ちなみにお店は、座敷席やおむつ替え台などもあるので、子ども連れのお客様にもとても喜ばれています。
フラットで広々とした店内を子どもが駆け回っていることもよくある光景だそうですよ。
最後に、金武町の良いところをお聞きすると、「金武は昔ほどではないけど、やっぱりアメリカンな看板があって、そこに瓦屋根が混じっていたり…他とはちがった雰囲気ですよね」と話してくれた崎濱さん。
そんな土地に馴染むようにオープンしたお店は、そこへ新たな風をやさしくふかせているようです。
昔ながらの地元の人は「カフェ?だー、なんねぇ~、それは?」と言いながら遊びにきてくれるそう。
また、同年代からは「近くにカフェができた!」ととても喜んでもらえているようです。
ぜひ付近の雰囲気も楽しみながら訪れてみてくださいね。
いとまるcafe
- 住所
- 金武町金武4294
- 営業時間
- 11:00~20:00(L.O.19:30)
- 定休日
- 火曜、第2月曜