沖縄もだいぶ夏らしくなってきましたね。
オキナワチャンネルライター石川渚です!
沖縄県那覇市にある私立大学「沖縄大学」に、イベントを盛り上げる学生サークル「国場555」があると聞き、サークルメンバーの学生達にわたし石川がインタビューしてきました!
「国場555」の名前の由来とサークルが出来た経緯について
沖縄大学が那覇市国場にあることと、大学の住所が「555」番地だったことから名づけられたのが由来になります。
これまでは先生から「沖大祭やるからだれかやりたい人いない?」と呼びかけていたが、「学校は学生のものだから学生から声を上げてほしい。学生が主体になった団体ができないか」ということで学生が呼応して出来上がりました。
2016年には学校の職員や教員が指導を行いサークルのメンバーは現在約70名となります。これまではそういう団体がなかったので、毎回イベントを開催するたびにメンバーを招集して終わったら解散という体制でした。継続してやりたいという声があったので「国場555」というサークルを立ち上げメンバーを募集しました。
そのおかげで、やりたい人がたくさん集まりました。
サークル「国場555」の活動内容について
沖縄大学で開催するイベントを企画運営するものです。高校で例えると生徒会のような活動になります。
■沖大祭について
施設を装飾する班や広報班、ステージ班と役割を分担して作業を行います。意見を出し合いながら企画し作り上げていくということを大学に入って初めてやったという人も多かったのですが、周りのことを考えながら行動するということを学ぶことができました。
外部とのやりとりも多く、学生生活では学べない敬語や電話のやりとりに苦戦しました。(笑)1年生だから仕方ないでは通じない。周りとの意見交換や意思疎通の重要さもサークルで学べました。
メンバーのほとんどが1年生と2年生で構成されています。なので前年の沖大祭に参加していない学生が多く不慣れなこともあり難しかったけど、みんなで協力しあうことで頑張ることができました。学生と教員と職員の三者が協力して盛り上げていくことが「国場555」の目的です。自分たちのやりたいことを実現させること、それがサークルの魅力のひとつでもあります。
2017年は沖縄大学のイベントだけでなく国場555が考えた企画もどんどんやっていきたい。今はメンバーだけの合宿を行っていますが、今後はメンバー以外を巻き込んだ合宿や、スポーツ大会や夏フェス(音楽フェス)なども行いたいです。
■オープンキャンパスについて
今までは入試広報室の職員がオープンキャンパスの運営を行っていましたが2016年、3回目にしてはじめて大学生が1から考えてオープンキャンパスの企画運営を行いました。大変でしたが参加した高校生も楽しんでいるようでしたし、サークルのメンバー自身も楽しんでいたのでよかったです。
沖縄大学の魅力もちゃんと高校生に伝えることができたと思います。
大変だったこと
実行委員のリーダーだけが集まるリーダーミーティングで、あるアイデアをめぐって「時間的に厳しい」、「やる前からできない」と決めつけるなど言い合いになったことがあります。分からないことだらけの中で、やりたい事と現実とのギャップやメンバー同士の意見の食い違いもあり、泣きながら喧嘩したこともありました。
良かったこと
女性の意見を多く取り入れることができたと思います。たとえばスポーツ大会などでは男女に差があるので一緒にやるのは難しいのでは?という問題については、ハンディキャップのルールを作り運営したり、また身体に障害を持った学生メンバーもいたので、実体験を活かして沖大祭のときは車椅子でも参加しやすい環境を作ることができました。
サークル(国場555)を通して感じたこと
将来は起業したい、というメンバーも多いので「国場555」ではリーダーシップ、経営のやりかた、人をまとめる力など実践的な部分で学べる事が多いです。将来の夢につなげられる経験だと思います。
自分の意見を主張できない、夢がないという学生は多い。何かしたいけどなにをしていいか分からない、という学生にその機会と場所を提供したい。沖縄大学は他大学と比較してキャンパスが狭く、学生が消極的といわれることもありました。メンバーはそれを変えていきたいという想いがあります。
沖縄大学が沖縄で一番盛り上がっているといわれたいし、学生にも沖縄大学の学生であることを誇りに思って欲しいし、そんな大学にしていきたい。
沖縄大学の学生さんの話を聞き、自分達の大学を盛り上げたいという気持ちが伝わりました!
自ら学生が主体となって動き、団結してイベントに取り組んでる姿が魅力的でした。時には意見がぶつかる時もあったり喧嘩になることもあるとの事ですが、生徒同士の絆が強まるのでイベントが成功した時の達成感はものすごいものだと思います。
沖縄学校に行って学びたい!と思ったかたはぜひオープンキャンパスに参加してみてはいかがでしょうか。