本日、9月17日にフランス料理のブラッスリー「ESPRIT(エスプリ)」がオープン!
場所は、国際通りのHAPiNAHA(ハピナハ)近く、マクドナルドとの間の道を入ってひたすら右側を見続けていると、徒歩1分で店の入口が現れます。
うっかりすると入口を通り過ぎ、実際に「お店の場所は、どこですか?」と迷子になって電話をかけたくらいです。そう、皆さん。根気よく入口を探してください。
木の扉を入ると、無機質なコンクリートの階段が出現し、「ここで合ってますか?」と一瞬尻込みする自分がいます。
ここで速報!
本日朝8時30分、オープンの様子を動画で実況中継!!!
リポーターは、ツアーコンダクター時代にアナウンス経験を持つ、オキナワチャンネル編集長の私、miya-nee(みやねえ)がお届けします。
時間の関係上、2倍速でお届けしました。
無機質な階段をのぼり切ると、いい意味での裏切り感。店内はまるで別世界だったのです。
広い店内は、オーナーの関口淳史さんのセンスが散りばめられたコンクリートむき出しの壁やタイルを剥がした床など、まるでニューヨークの元倉庫街・ソーホーをも思わせます。
そこに、手作り感のあるテーブルやフランス製のイスを置き、ダークブラウンのアクセントと木の温かみが融合したカッコよさ。
ここは、フランス料理とワインを提供するブラッスリーなのです。
「せっかくならば、ワインはロゼがいい」と小粋な店内にワインセラーを設けて大量のワインが格納されて
・・・いません。
正確には、これから世界各国のワインが搬入される予定です。
高さのあるカウンター席は、立ったままで肘をつくとほど良い高さ。このカウンターの高さに見合ったイスを並べ
・・・る予定です。
正確には、微妙な高さ調整が難しく、特注のイスを発注している最中なのです。
この店に来ると、新店舗をオープンするまでの準備がいかに大変なのかをしみじみと学べます。店をオープン予定の方、ぜひ足をお運びください。
どこから食材や調味料を調達しようか。
自然の力で栄養をつけた、野菜そのものの味にもこだわりたい。
店の内装が完成したら、次は店のロゴを制作してもらおう。
メニュー決めのあとはメニュー表の作成を。
食器類や調理器具の選定から搬入まで、そして店内の装飾はどうしようか。
何かにこだわり続けることは、永遠に闘い続けること。
そんなブラッスリー「ESPRIT(エスプリ)」のモーニングを紹介します。
モーニングのメニューは4種類を予定!これが「ESPRIT」のフレンチトーストだ!
朝からいいスタートを切れると1日が充実する、フランスの朝食を提供することで朝時間を大切に活用するお手伝いができたらと、モーニングは4品を予定。
日本はコンビニ文化があるけれど、少しだけ早起きして普段のライフスタイルに取り入れてもらえるような「モーニング」を提供することを目指しています。
フレンチトーストはフランス語で「パンペルデュ」といい、せっかくなのでこの「パンペルデュ」を焼くところを見学させてもらいました。
卵や牛乳などを入れたアパレイユ(エキス)をたっぷりとバゲットに染み込ませ、フライパンで焼くこと数秒。
すぐにひっくり返すと、少しだけ焼き色がついています。
この後、オーブンに入れてじっくりと焼き、フレンチトーストの中はしっとりと、バゲットの皮はカリッとした食感に仕上がります。
「フレンチトーストは、バゲットそのものの味も大事」と話すオーナーの関口さんがチラ見。
フライパンごとオーブンに入れ、じっくり焼くとジューシーなフレンチトーストの完成です。盛りつけは、生クリームとパセリを添えて。
完成したフレンチトーストがこちらです。
よく見ると、少しだけ焼きすぎてしまったようです。普段からしゃべり倒している私が話しかけすぎた結末とも言えます。(大変申し訳ございません)
モーニングには「本日のキッシュ」もあり、アボカドとベーコンがざっくざく。パンとサラダを添え、グレープフルーツジュースなどとご一緒に。
オーナーの関口さんにインタビュー!「飲食はライブ、そして食材にリスペクトを」
なぜ激戦区でもある国際通りを選び、なぜ沖縄でフランス料理なのか。そしてモーニングをやる意義とは。そんな気になる質問をオーナーの関口さんにぶつけてみました。
まず、店をオープンするまでに至った経緯を教えてください
沖縄に移住したのが20歳の頃。その後、宜野湾市内に共同経営でカフェを営業していて、最初は特にコンセプトもなくて(笑)。他の店を食べ歩くうちに多くのことを学んで正直愕然としました。もっと勉強しないと、もっと経験を積まないと、と感じてその後は東京へ。
東京のカフェで働こうとして、配属されたのが六本木ヒルズの支店でした。場所柄的にもお客様は富裕層が多いというか、高級カフェのイメージがあって自分のやりたいこととはちょっと違うなと感じたんですね。
そして「働くならこの店だ!」と感じた東京のフランス料理で修行をさせてもらいました。ワーホリでフランスに渡り、パリのフレンチで働いてどんどん自分がやりたい店の世界観が見えてきて。再び沖縄に戻り、「ESPRIT(エスプリ)」の開店の準備を始めたんです。
場所は、なぜ激戦区の国際通りを選んだのでしょうか
パリでの経験で感じた「人の集まる場所」にフォーカスしたくて、人の動きがある場所というか。あと店舗を探していたとき、この物件と巡り合って「ここだ!」と思ったんですよね(笑)。
実は、店内の階段を上がると3階に屋上があって、今後テラス席として利用できるかもしれないとか、元の内装がモロに自分好みでアイデアの発想が広がっていきました。
かっこよくて、でも型にハマらずカジュアルにフランス料理が食べられる店。カフェでもなく、フランスで見かけるようなフランクなブラッスリーをと。まだまだ模索中ではりあますが(笑)。
店の主軸となる関口さんならではの「こだわり」とは!?
調理や盛りつけなどの技術はもちろん重要だし必要ですが、まずは食材にこだわりたいなと思ってるんです。手の込んだ料理はもちろんおいしいですが、素材の味をそのまま生かすとか、新鮮な食材をシンプルに食べるとか、だから生産者にこだわりたくて。これはパリで学んだことでもあります。
沖縄県産の食材を使いたくて、現在も地元の農家に足を運んでいます。農薬不使用だからこその自然環境から得た栄養たっぷりの野菜や卵。直接仕入れることで新鮮かつ、おいしい素材を提供できますよね。
ただ、新参者だとなかなか信用や信頼を得られず、そこが難しいところです。農薬を使わず、手間暇かけて育てた野菜を見ず知らずの人に提供しづらいのは当然ですから。何度でも何度でも足を運んで、まずは信頼を得ることが大事だと思っています。
まだスタートしたばかりですが、今後の展開が気になります
そうなんです。これからがスタートですよね。信念を持って店を営業すること、おいしさにこだわった食材にリスペクトしていくこと。
まずはモーニング、次はランチに力を入れて、夜のブラッセリーへと展開していく。まだまだ準備不足で申し訳ない感じですが、店内に観葉植物を増やして緑のジャングルにしようとか、ロゼを中心にワインセラーに保管するワインもどんどん増やしていきます。
「飲食はライブ」と話すオーナーの関口さん。
お客様の話し声や食事中のお皿やグラスの音が飛び交い、調理器具や調理中もさまざまな音が交差するから、飲食店には「ライブ感」があると。
この感覚をもっと研ぎ澄まし、身近で楽しめるフレンチを提供することを目指し、店のコンセプトを軸にニーズに合う真新しいアイデアやブラッスリーのあり方を提案しながら格闘する日々が続きそうな予感です。
これからが真剣勝負のスタート。
本日、9月17日にオープンしたフランス料理のブラッスリー「ESPRIT(エスプリ)」。国際通りでは数少ない「モーニング」をお楽しみください。
BRASSERIE ESPRI
(ブラッスリー エスプリ)
- 住所
- 沖縄県那覇市牧志2-3-9 2F
- 電話番号
- 098-917-2275
- 営業時間
- モーニング8:30〜11:00(L.O.10:00)、ランチ12:00〜15:00(L.O.14:00)、ディナー18:00〜24:00(L.O.23:00)
- 定休日
- 火曜日
- 駐車場
- なし
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