はじめまして。
スポーツ好きで、食べることやお酒を飲むことが大好きなオキナワチャンネルライターのあおいです♡
泡盛の美味しさを多くの方に知っていただき、飲んで好きになってもらいたいと思っている泡盛マイスターです。助産師をしながら沖縄の地酒である泡盛の魅力を発信していきます!
泡盛はちょっと…と思っている女子は多いと思います。実際わたしもそうでした(苦笑)。前回は、泡盛苦手な方やあまり飲まない方に、泡盛ベースのカクテルの美味しさと楽しさをお伝えする記事を書きました。
大人かわいい癒しの空間「BAR FOREST CHAIR」でカクテルの美味しさと楽しさを伝授!
第2回目となる今回は、泡盛と泡盛を取りまくモノや環境にこだわりを持っている、泡盛専門BARの「泡盛倉庫」を紹介します。
那覇市久米、泉崎交差点近くの沖縄ナハナホテル&スパの裏手にある久米8番館4階にひっそりたたずむ隠れ家的BAR。そこが今回紹介する「泡盛倉庫」です。
泡盛専門BARといわれると泡盛が飲めないと行けないと思っていませんか?
ところが少々苦手でも、泡盛の楽しみ方や味わい方を分かりやすく丁寧に教えていただけるのが「泡盛倉庫」です。泡盛へのイメージをがらりと変えてくれるのです!
私にとっては泡盛の深みを新たな角度から再発見でき、さらなる知識を得たいと知識欲をくすぐられる場所です。
泡盛をより一層深く知りたいと思っている方にもオススメですが、泡盛に少し苦手意識のある方にはよりオススメなのです。なぜなら、泡盛には多くの種類があり、それぞれの個性があるので飲む人によって合う泡盛、合わない泡盛があっても不思議ではありません。
泡盛倉庫では多くの泡盛の中からあなたに合った泡盛と、その飲み方を提供してくれるので、好みの泡盛に出会うことで泡盛に対するイメージが変わるかもしれません。
なんてったって泡盛や焼酎などの蒸留酒は糖質がゼロ♡
女子にとって、美味しいランチやディナーそしてデザートも妥協したくないですよね♪だから、色々楽しみたいけどカロリーを気にしちゃう女子に泡盛はもってこいなのです。
おしゃれにアレンジした泡盛サングリア♡
最近は可愛いボトルの泡盛も増えてきていますが、見た目からかわいくおしゃれな泡盛があれば飲んでみたくないですか?
そこでオススメなのが泡盛にフルーツを漬け込んだ「泡盛サングリア」です。フルーツ本来の色合いや風味が泡盛に染み出していて見た目もカラフルでかわいく、味もフルーティー感が増し、とても飲みやすいです。
暑い季節に冷えた泡盛サングリアを飲むととても爽やかな気分になります。水割りも美味しいですが、個人的にソーダ割りや少し甘さをくわえたトニック割りが好きなのでオススメです。シャンパンやロゼワインを飲んでいるような優雅な気分も味わえますよ♡
種類も豊富♪珍しい泡盛に出会えるかも!
泡盛倉庫は泡盛専門BARとあって、泡盛の品揃えが豊富です。入口からカウンターにつづく廊下の両脇には、天井まで届く陳列棚に泡盛がずらりと並んでおり、泡盛におもてなしされている、そんな錯覚を感じさせます。泡盛好きは一歩進むたびにテンションが徐々に上がっていくのを実感するでしょう。
また、沖縄県には本島・離島を合わせて47酒造所(千代泉酒造所含む)があります。その全酒造の主要銘柄はもちろん、限定品や珍しい泡盛も置いてあります。ゆったりくつろぎながら沖縄全土の泡盛を味わえるので、「今日は北部の泡盛めぐりをしてみよう!」と地域の酒造所で泡盛を選んだり、ボトルの見た目でかわいい、かっこいい泡盛を見つけたりと、楽しみ方は無限大です。
もちろん、今日の気分や好みを伝えてスタッフに選んでもらうのもオススメです。何が出てくるのかワクワクしながら待つ時間も有意義ですよね。
約600年もの歴史ある泡盛を五感で感じてみませんか?
泡盛は外国から訪問された方をおもてなしする際に振る舞われたお酒であり、その当時は数十年古酒ではなく百年古酒も多くあったと言われています。
大切な泡盛を保管する銭蔵という場所も首里城内にあり、見守る役人もいました。代々引き継いできた古酒はそれほど大切に管理されていました。庶民がなかなか口にすることができなかった古酒ですが、自宅で古酒蔵を持っている方もいたようで、金庫の鍵を渡しても泡盛蔵の鍵は渡すなと言われるほど、とても重宝されていました。
宝物のように大切に扱われていた琉球王朝時代、泡盛はぐびぐび飲むものではなく少しずつ味わうものでした。古酒になるとグラスに注いだあとからも徐々に香りが変化し、甘くスイーツのような芳醇な香りを漂わせてくれます。
その変化を感じながら唇を潤す程度の量を少しずつ頂く泡盛の楽しみ方もオススメです。
泡盛の肴にもこだわりが!?
相性のよい料理とお酒の組み合わせを“マリアージュ“と表現することがあります。このマリアージュに関しては個人差もあると思いますが、泡盛を少しずつ嗜む時のわたしのマリアージュはチョコレートです。
カカオの香ばしさが鼻を抜け、チョコレートの甘さが口のなかに広がったあと、泡盛がその余韻を押し広げさらりと流してくれます。ほんの一瞬ですが自分の味覚・嗅覚を研ぎ澄まされるので、より満足いく大人な楽しみを味わえます。
泡盛倉庫のメニューにある冬瓜の砂糖漬けと、焙煎されたカカオの組み合わせも泡盛に合うので、ぜひ試してみてください。
また、田芋を使った手作りの料理ドゥルワカシーやジーマミー豆腐など琉球料理もいただけます。
泡盛の彩る酒器にも注目♪
ワインにはワイングラス、シャンパンにはシャンパングラスといったようにお酒を美味しく味わうために人は器にもこだわってきました。
泡盛にも酒器とともに歴史があります。”カラカラ”と”チブグァー”は日本酒でいう徳利とお猪口で、泡盛を注ぐ器と小さなコップです。古酒は少量を楽しむものなのでチブグァーは小さく、そこに注ぐカラカラの口は細長いものが多いのです。形・色・大きさと様々なチブグァーがあるので、好きなチブグァーを選んで頂くのも楽しいですよ。
また、度数計のない時代、泡盛の度数を図る際に泡を立てたと言われています。“泡盛”と呼ばれる所以の1つでもあります。泡が立ちすぎず、立たなさすぎず、丁度良い泡立ちが好まれました。カラカラとチブグァーはその泡立ちを再現してくれるので、小さなチブグァーに程よく注がれる泡盛を眺めるのもいいですし、実際にご自身で体験してみるのも楽しいですよ。
泡盛を伝える事に全力投球
泡盛倉庫には2人のスタッフがいます。いかにもウチナーンチュの風貌をしている店主の比嘉康二(ひが こうじ)さん、優しい笑顔を見せてくれるイケメンの仙波晃(せんば あきら)さんです。
(泡盛倉庫店主の 比嘉 康二さん)
比嘉 康二さんは幼少期、泡盛は父親と共にある印象で酔うための道具として存在していたので印象は悪かったようです。
「元々は教師を目指していたのですが、子どもに夢を与えられる人になりたいという思いと、学生時代に携わっていた泡盛販売の仕事がきっかけとなり、泡盛の世界に足を踏み入れました」
「泡盛に関わり、徐々に泡盛愛が大きくなっていることを感じると同時に、あくまでも泡盛が主役であるという思いがあります。世界の人々に泡盛の魅力を伝えるという夢を抱きながら日々、お客様に寄り添い泡盛を提供しています」と強い思いを語てくれました。
(泡盛倉庫のスタッフ 仙波 晃さん)
仙波 晃さんは、愛媛出身。食品の営業で沖縄に来たことがきっかけで沖縄に住み始め8年目。
飲食に関わる仕事をしていたのがきっかけで泡盛を提供している店で働き始めましたが、陳列されている泡盛についての知識がないゆえ、上手く提供できてないことを自覚したことで酒蔵をまわったり、本を読みあさったりして泡盛の知識を身につけたそうです。
良いものを発信したい、そして何かを極めたい気持ちが仙波さんを奮い立たせ、泡盛の世界にはまらせたのでしょう。泡盛のことを話してるときの笑顔がすごく素敵した。
泡盛をあなたの身近に♡
泡盛倉庫ではイベントも開催しています。蔵元の方と銘柄の魅力を発信するような蔵元を取り上げたイベントや、様々なこだわりを持っている方とコラボするイベントに、また店舗以外の場所でいろいろな方に泡盛を楽しんでもらうイベントに出店するなど、泡盛の可能性を常に模索し提供しています。
泡盛専門BAR「泡盛倉庫」では新たな泡盛の魅力や美味しさが発見でき、一風変わった泡盛倉庫を感じることができます。泡盛をより身近に感じたい、味わいたいと思っている方はぜひ、泡盛倉庫を訪れてみてはいかがでしょうか。今後のイベントも必見ですよ。