はいたい!
生後6ヶ月の赤ちゃんがいる新米ママのmisakiです!
突然ですが、皆さんは「特定健診・がん検診」を受けたことはありますか?
私は、まだ一度も受けたことがありませんでした。市町村から発行されるがん検診のお知らせやクーポンが入った封筒が自宅に届くので、その時は受けに行かなきゃと思ってはいても実際には…
「よし、検診に行こう!」
と行動したことはありませんでした。
しかし、妊娠出産を経験して意識が変わりました!
子どもができたことで、そんなに気にしていなかった自分自身の健康について以前より考えるようになりました。
沖縄は長寿県も昔の話。現実は違っていた…
最近テレビなどで若年者のがんによる死亡のニュースをよく目にする機会があったかと思いますが、とても悲しくて他人事には思えないですよね。
また、長寿県として知られていた沖縄県も、都道府県別生命表(H22)のデータでは、男女ともに平均寿命が下がり、男女共に1位を誇っていたのは遠い昔の記録で、不健康沖縄となっているのが現状なのです。泣…
(健康おきなわ21サイト参照:http://www.kenko-okinawa21.jp/)
沖縄は、メタボリック者数と喫煙による肺疾患者数が全国ワースト1位。若年者の死亡率も全国平均よりも高く、また子こどもから大人まで虫歯や歯周病の数も多く、野菜摂取量も全国ワースト。
県の死因別割合を見ると、生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患)による死亡が全体の約5割を占めてます。生活習慣病は、喫煙や過度の飲酒、食生活等など、不適切な生活習慣によって発症のリスクが高くなります。若いうちから健診を受けて生活習慣の見直しを行うことが重要ですね!
(健康おきなわ21サイト参照:http://www.kenko-okinawa21.jp/)
とくに、がんの死因割合については、全体の27%と死因別割合の中でも大きな数値となっています。
データをみると沖縄って…健康への意識がとても低いT^T
悲しくなっちゃいますね...
最近はテレビのCMでよく目にする「取り戻そう!健康長寿おきなわ!」を合言葉とした『健康おきなわ21』という県の運動が活発になっているようです。
県全体で意識を変えていかなきゃ!!
そこで今回わたしは初めて特定健診とがん検診を受診してきました!!
特定健診とがん検診はどうやって受けるの?
特定健診とがん検診は受診券を利用して受けるととてもお得ですし、気軽に受けられますが、受診券が無くても、自費で受けることも可能です。
今回私は、市町村発行の「特定健診受診券」「がん検診受診券」を利用しました。
対象年齢になると「特定健診受診券」「がん検診受診券」は、年度初めに自宅に封筒が届きます。また、女性の場合は乳がん検診・子宮頸がん検診の封筒も届きます。届いていない場合は各市町村へ問い合わせるといいですよ。
私が住んでいる市町村では、乳がん検診は年齢対象外だったのでオプションをつけて自費約2万円ほどで受診することにしました。
受診券と一緒に医療機関一覧が同封されていますので、受診を希望する最寄りの病院をピックアップしたら電話で予約を行い、予約日に受診するという流れになります。
特定健診がん検診は1~2カ月前、乳がん検診・子宮頸がん検診は1ヶ月前、遅くても2週間前に予約することをおすすめします。
受診日当日の手続きと受診の流れについて
受診日の前日は、夜22時までに食事や飲み物の服用を済ませておきます。
(乳がん・子宮頸がんは特に食事制限はありません)
「前日の飲食の我慢は辛いなぁ…」と思いがちですが、検診は早朝から行われることが多く、早寝早起きをしてこの日だけは朝食抜き!というぐらいの気持ちでいれば、さほど辛くはありませんよ♫
ちなみに、食事を抜いて行く理由としては、血液検査で精密に診断ができるようにとのこと。そういう理由があると、今回初めて知りました。
ふだん通りの服装で病院へ。
いつもの通りオシャレをして行くと、気持ち的に楽かもしれません。
今回私は、特定健診と5つのがん検診を予約したのですが、子宮頸がん検診だけは違う病院で予約をしたので、2日に分けて合計2か所の病院へ通いました。日程の調整ができたら1つの病院ですべて受診することもできます。
病院へ到着したら受診票と保険カードを提出します。あとは係の方の案内に従いながらすすめていきます。
1日目は、子宮頸がん検診です。
名前が呼ばれるまで待合スペースで待機します。
はじめに問診、血圧、体重測定など行い、そのあとに「子宮頸がん検診」という流れになります。
格好は脱ぎ着がしやすいズボンやスカートがおすすめです。
ワンピースもいいかと思います!
子宮頸がん検査は専用の台に足を広げて座ります。その後、膣内に細い綿棒のようなもの入れて細胞を採取します。少し違和感があるぐらいで痛みはありません。所要時間は約5分。
女性としても足を広げて検査を受けるのは抵抗があると聞きますが、私は出産経験があり、妊娠中の検査で慣れていたのもあったので抵抗はありませんでした。
この日は子宮頸がん検査を受けて終了。診察時間と待ち時間を合わせて1時間ほどで終了。
そして後日、残りの健診とがん検診を受診するため別の病院へ。今回私は初めてのがん検診だったので、心細かったこともあり、父、母、妹と家族全員を巻き込んで受診してきました。
特定健診は、学校の健康診断のような身長を図ったり、採血したりと順番に行っていきます。私は平日に行ったこともあり待ち時間は10分ほど、測定も10分ほどであっという間に終わりました。
上記の健診を終えたあと、がん検診です。
がん検診は「大腸がん検診」「肺がん検診」「胃がん検診」「乳がん検診」と全部で4種類の検診を受診しました。
■大腸がん検診
検査はとてもシンプルでいわるゆる「検便」が、大腸がんの検査となります。病院の予約をしたあと検査するための専用の大腸がん検査キットを事前に受け取りに行きます。その後、検査日前に自宅で2日分の便を自ら採取します。なので、当日は検査キットを提出するだけという簡単な検査です。こちらは医療機関で受診を行う必要がないため、時間も数分とかかりません。
■肺がん検診
肺がん検診は、レントゲン撮影を行いました。このように指定の服に着替え、深呼吸をしながら撮影をするというとても簡単な検査です。所要時間は約5分。
ここまでは問題なく2つのがん検診をクリア!痛い思いをするのでも無く、予想外に受診時間も短いので、ドキドキしていた気持ちもいつの間にか落ち着いていました。
■胃がん検診
胃がん検診はバリウム検査、もしくは胃カメラ検査のどちらかを選択します。胃カメラ検査の場合、専用カメラを鼻、または口から入れて胃の中の状態を見るものなのですが、これが少し辛いかもしれません。
検査の際には、吸入麻酔薬という局所麻酔を行います。軽い眠気作用のある麻酔を使用するので、人によっては寝ている間に検査が終わっていることもあるのだとか。
私は、口からカメラを通す方法を選びました。検査を行う前に、ゼリー状の麻酔剤を5分ほど口に含むのですが、飲み込まないようにしなといけないので、それがきつかったですね。
そのあと検診を行う病院にもよるかと思いますが、私は麻酔の注射をしてもらいました。検診台の上に横になり、看護婦さんと一緒に「1、2、3、4・・・」と数字を数えていたら、いつの間にか検査が終わっていたのですが…
そう、麻酔で寝ている間に検査が行われているので、最初の麻酔薬を口に含んでいる間だけが、すこし辛いだけでした!
胃カメラ検査の手順として簡単に説明すると
1)カメラを鼻から通すか、口から通すか最初に決めます。
2)次にゼリー状の麻酔薬を口から入れます。
3)麻酔の注射をしたあと、数を数える。
4)目が覚めたら検査が終了!
検査の時間は10分ほど。
怖いと思っていたら、痛みもなく気づいたら終わっているので、ホッとしました。
■乳がん検診
乳がん検査は、板のようなもので胸を挟み込み圧迫し、その部分をレントゲン撮影するマンモグラフィーという検査です。所要時間は10分。
マンモグラフィーは痛いというイメージをもっている方が多いと思いますが、わたしは思っていたより痛くなかったです。また、マンモグラフィーは一般的に40 歳以上を推奨年齢としています。
がん検診の検査方法と内容はこんな感じで、受診してみるとあっという間でとても簡単に終わってしまいます。今回は朝8時半の予約で行きましたので、全部の検査が終わったのは11時頃と午前中で検診を終えることができました。
特定健診とがん検診の結果はいつ分かるの?
特定健診で行った検査は、血液や尿に関して受診後に検査結果が出るため、一部の検査のみお医者さんから出た数値の診断結果を一緒に確認しながら説明を受けました。
今回の特定健診で血液、尿に関して異常がないと言われたのでとても安心しました♪
がん検診の結果については、特定健診のように当日結果を知ることができません。検査を終えた日から約1ヶ月あとに、自宅に検査結果が郵送で届くとのことでした。
一緒に受診した家族は、少し数値がよくない箇所があったみたいで、それぞれの検査結果について説明と、生活習慣や食生活についての質問や、改善法などのアドバイスを受けてました。
健診を受けると検査結果を知るだけでなく、検査結果の数値を元に専門の方のアドバイスも聞くことができることを知りました。自分の健康への意識が変わりました。
特定健診、がん検診を終えて
今回特定健診とがん検診を終えて分かったことは、あっという間に検査が終わって痛みもなかったということです!
特定健診、がん検診ともに、痛みがありそうで怖いと思っている方が多いと思いますが、そんなことはありません!
1つ1つ検査の時間も短く、待ち時間はスマートフォンを触っていたので不安な気持ちも軽減でき、退屈しませんでした。また、家族で「検査どうだった?」「結果なんて言われた?」とみんなの検査の様子についての話をしている間にあっという間に終わり!という感じでした。
午前中の3~4時間程度で終わったので、検査後はみんなでランチを食べに行くことができました。
前日の食事制限と検診日も含めて2日は丸々つぶれちゃうんじゃないか、なんて大げさに考えていた私でしたが、こんなに気軽に受けられるなんて!!と思っちゃいました。
受診料について
料金ですが、市町村などが発行しているクーポンを利用すれば全ての健診・検診を含めて1万円以内で済みます。また、市町村や年齢によって内容や助成額が変わってくるため、数千円~1万円前後ぐらいが一般的だと思います。
私は市町村のクーポンを使って1万円でしたが、今回初めての受診だったのでいっきに検査してみようと、骨密度検査と子宮超音波検査、ピロリ菌の検査のオプションもつけてくまなく検査を行いましたので、費用は全部で2万円ほどかかりました。(こちらのオプションは当日つけられるようですので、医療機関に相談してみてくださいね。)
何かあってから、だと高額な医療費がかかってしまうので、そう考えると1年に1度はこうやって検査を受けて若いうちから意識改革をしていくのは大事なことだと思いました♫
家族と一緒に検査へ
また今回私は家族で健康診断とがん検診を受けましたが、これがとてもよかったです!
家族って食生活や生活習慣が似るんですよね。なので家族全員で健康への意識を変えていくキッカケにもなりました。検診後は健康についての話でもちきりでした^ ^
皆さんも是非自分自身、また大切な人のためにも健康意識を高めて、特定健診とがん検診を1年に1度のペースで受診してくださいね!
■健康おきなわ21
http://www.kenko-okinawa21.jp/
沖縄県保健医療部健康長寿課
TEL:098-866-2209
FAX:098-866-2289