プロフィール
仲宗根梨乃(なかそねりの)
那覇市出身。ブリトニー・スピアーズ、ミッシー・エリオット、クリス・ブラウン、ジャスティン・ビーバーらのライブやミュージックビデオに出演。振付師として少女時代、東方神起、ジャネット・ジャクソン、など数多くの楽曲を担当。
最近では少女時代、SHINeeのアリーナコンサートの総合演出も手掛ける。2017年公開の映画「ココロオドル」ではアメリカ育ちの日系3世の女性メグを演じ、女優としても活躍している。
現在の活動と今後の目標について教えてください
コンサートの演出やコマーシャル、Reebokのアンバサダー等いろんな活動をしています。今後は演技にもっと力を入れていきたいと思っています。目標はたくさんありますが、とにかく一歩ずつですね。
出演した映画「ココロオドル」の役どころや演じた役への思い入れについて教えてください
メグというアメリカンウチナーンチュを演じましたが、女性としての心境の変化、異国だけど故郷の地に触れる、感じる、フィアンセであるクリスとの壁や愛とメグにはたくさんのエモーションを抱えているところがあり、彼女のターニングポイントに共感できる方もいらっしゃると思います。
言葉が繋がらないハナと雄飛(ゆうひ)とのシーンは、英語を理解できる人が見たら、その面白さが字幕で読むよりももっとわかっていただけると思います。
女優の仕事とダンサー、振付師の仕事の違い、また逆に共通点はどのようなところですか?
どれもまったく違うんだけど、根本的には一緒だとわたしは感じます。違いは体の使い方かな。ダンスは体力つかうし、振り付けや演出は頭使うし、演技は言葉や動作そして心理的な理解。セリフを体が覚えるまで覚えて、練習するのはダンスの振りを勉強する時と一緒ですね。
あと岸本監督の動きのあるカメラワークのリクエストにはダンスを披露するステージングのスキルが役立っていると思います。
それともうひとつわたしが大切にしていて共通点でもあるのは感性です。わたしにしか表現できない力、それぞれの音楽、脚本、舞台への理解を感じながら大切な部分を正直に表現できたらなと心がけています。
映画撮影秘話、現場でのエピソードについて教えてください
今回、アメリカ人役ということで、ネイティヴな発音を短期間でマスターできるか心配でしたが、それよりもメグの感情や心境に集中して、という監督のごもっともなお言葉で背中を押されました(笑)。
岸本監督と一緒に取り組んだメグの役作りは、わたしの意見やアイディアも聞いていただいたというのもあり、とても楽しかったです。英語のセリフは台本を元にアメリカのお友達に手伝ってもらったのと、前回の(短編)バージョンからも混ぜながらわたしが訳しました。
あと、思ったよりも沖縄寒かった!ひーさい!そしてメグのロン毛はエクステでーす。
仲宗根さんが考える「美しい女性」とはどんな女性ですか?
強く、やさしく、包み込める女性。自分自身と人をありのままで受け入れる事ができる女性。自分を大切にし、子供を中心に人々、地球、動物を大切にしている人。恐れがなく自己表現ができる女性ですね。
世界で活躍する仲宗根さんですが故郷沖縄への思いを教えてください
沖縄で生まれ育ったからこそ今の自分がいるわけで、夢が叶っていくのも沖縄のおかげです。沖縄はやさしさで溢れていて、いつでも帰ってきたら昔のままで、個性あるたくさんの面の才能にも溢れていて宝のびっくり箱島と思っています。沖縄に感謝!
オキナワチャンネル読者にメッセージをお願いします
みなさん、最近どんなところにココロオドリましたか?わたしははじめてココロオドルの脚本を読んだ時に涙が止まりませんでした。この映画が公開なった際には是非映画館に足を運んでください。皆さんのココロもオドリますように!
そしてわたし自身、ここ何年間かダンスを中心に沖縄でも活動させていただいていましたが、今回また新たな挑戦となります。女優としての仲宗根梨乃もどうか応援してください!
■映画「ココロ、オドル」
2018年公開予定
クラウドファンディング実施中。
https://yuima-okinawa.jp/project/detail/174